昨日も書いたんですが、最初はあっさりしすぎ? と思ったけれどだんだん丁度よくなって深みのある味になって来ました。お料理に似てますね。ひと口目は薄味がいいのです。
小説もエッセイも音楽も、“死”を見つめながら生きている作品が好きです。そういう作品に触れながら自分の中で準備をしているのかもしれないな。
『すばらしい日々』は、死をしっかり見つめている作品でした。
歳を徐々にとってくと色々なことがある。
最期の日までぴっちぴちのお肌で、頭も体もしっかりしていて、終わる瞬間、砂になって消えてしまえばいいんだけど、そうはいかないもんです。
実際には目がだんだん見えなくなって、足腰がだんだん弱くなっていっていろんなことが分からなくなっていくことが多い。
そういうことをひとつづつ受け止めて、丁寧に生きていけたら幸せな最期になるのかもな、なんて考えながら本を閉じました。
ふっと、
絶望と向き合ってこそ、希望は失わない。
マツコ・デラックスさんの言葉を思い出しました。
ところで、よしもとばななさんってわたしの2つ年下だったんだ。ちょっとおねえさんかと思ってた><
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