予約の電話をすると
「あ、ぽにょ太くんのおかあさんですね♪」
と明るい声。ああ、ありがたいな。
ぽにょ太が小さい頃は美容室ジプシーしてました。
そのころのことを考えると、ずっと同じ美容室に通えてるなんて夢のようです。昔、この美容室と同じ系列の会社から仕事をもらっていたことがあり、ある日思い切って
「あの、すみません、うちの子の髪を切ってもらえますか?」
とお願いしたら
「はい、もちろんいいですよ」
と。
その言葉に甘えその美容室へ通い始めました。
ぽにょ太は皮膚感覚がとても過敏らしく、首にエプロン?を巻くのもタオルを巻くのも嫌がりました。
仕方なくそのまま髪をあらうと動くので服が濡れ、髪を切るとどうしても襟元から髪の毛が入ってしまいます。
ヘアカットをしている間どんどん服を脱いでしまい、すっぽんぽんに。ほかのお客様に見えないようバスタオルで隠してヘアカットをつづけました。
その間も、飛び跳ねたり首を動かしたり。わたしはぽにょ太の手や頭をおさえつけるのでへとへと。美容師さんも本当は怖かったはずが、冷静に最後まで髪を切ってくれました。
髪を切り終わる頃には、ぽにょ太が脱いだ服が乾燥機からほかほかで出てきてました。本当によくしてくださいました。
そんなぽにょ太も今では
シャンプーからカットまで 服を脱ぐ事もなくなり、首に巻いたタオルを取ることもなくなりました。ちょっと興奮ぎみのときも、ぽにょ太の手の上に私の手を軽く乗せると落ち着いてくれます。
積み重ねって大事ですね。
積み重ねる事を許してくれる場があったからできたこと。美容師さんがにこにこしながらひと言。
「ぽにょ太くん、大人になったねぇー♪えらいねえ、びっくりしちゃう」
いやいや、みなさんのおかげです、ほんと、ありがとです。
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