この笑顔を守ることをひたすら考えて生きてゆける人になりたい。
痛くて、つらくてしかたないのは、私がいまだに母親になりきれていなくて、自分のことばかり考えているからだろう。
小さい頃、近所の子供たちが集まってよく遊んでいた頃のこと。
誰かががおもちゃの取り合いなどでけんかになると、まわりもそれに釣られてみんな怒ったり泣いたりと大変なことになっていた。
そんな時、ぽにょ太は水槽の金魚を見たり、きらきら光る水面を見てひとり穏やかな顔でにこにこ笑っていた。
「いいこだねーこんないいこみた事ないよ。」
そういわれて嬉しいような、何かがおかしいような気がしていた。
しばらくして、それはいいことではない、と言うことが分かった。
ぽにょ太には、人に共感・共鳴するという能力があまりないからなのだ。
悲しかった。さびしかった。
でも、いまはそんなぽにょ太の笑顔に救われている。
なにがあっても、にこにこ笑ってくれている。
あきらめないで、生きていこう。
どうせ100年後はこの世にいないんだ。いや、50年後さえないんだ。
心も体もどこにも存在しなくなるまで、あと少し。
残された人生、ぽにょ太の笑顔と一緒に、あきらめずに生きていこう。
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