- 統合失調症の女の子が観ている幻想的な世界。
- 治療のために薬を飲んだときにみた灰色のぼんやりした世界
- 薬を飲むのを辞めたときにみた世界
が描かれています。記事はこちら→精神病の少女が見た圧倒的な世界とその破壊を描いた「Caldera」
発達障害の子も薬を飲んで症状を抑えている子がわりと多いです。その薬、実は精神疾患を抱えている方が飲んでいるのとほぼ同じ薬なんですよね。
昼間ちょうどママ友さんが、こどもに薬を飲ませ続けるべきか辞めるべきか悩んでいるという話をしていました。
「薬を飲んでも治るわけじゃなく、ぼーっとさせて症状を抑えているだけだからなあ。薬飲ませるとその子らしさがなくなっちゃうって言われたし」
ぽにょ太は小学校低学年の頃に薬を飲んでいたんですが、薬が合わなかったらしく副作用がすごくて、ぽにょ太も薬を嫌がり飲ませるのをやめざるをえなかったのです。もしもぽにょ太が薬を飲むのを拒否していなければ、わたしも悩んでいたんだろうな・・・
そのころよく一緒にライブに行っていたお友達の中に精神障害者手帳を持っている女の子がいてぽにょ太と同じ薬を処方してもらったそうで、こんなことを言ってたのを思い出します。
「薬飲むと悩みもなんにも感じなくなって楽なんだけど、自分が自分じゃない感じがして気持ち悪くて飲むのやめたよ。ぽにょ太もそれが嫌なんだよきっと。」
ちなみに、何の薬だかわすれちゃったです。
でも、
「じゃ、みんな、こどもに薬飲ませるのをやめようよ!」
ってわけにはいかないのよね。
好き好んで薬のませてるわけじゃないし。
薬を1日3回飲ませるって結構面倒というか大変なんだけど、飲ませないと大変で生活がなりたたないから飲ませてるわけだもの。
こちらの観ている世界がいい世界だなんて誰が決めた?
いつもいつも幻覚が見えていて、それは幻覚だってわかっていない人もいれけれど、分かっている人もいるそうです。
幻覚が見えない世界が見える世界よりすぐれているって思いがちだけど、実はそういうわけでもないのかな?と最近思うようになりました。
その世界が美しくて楽しいのなら、生活に支障がないのなら、それでいいのかも。
なんて言ってるこのわたしの観ている世界が全部幻覚だってりして?
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