無料なのもありがたいけど、障害者更衣室と障害者トイレとシャワーがありがたい。シャワーはともかく、更衣室とトイレに一緒に入れるところじゃないと連れて行けないですから。
わたしはプールや海が大好きで、独身時代は中耳炎になるくらい泳いでました。
いや、中耳炎になってるかなと気が付いても病院にいかずに泳いでました。悪化して大変なことになりました。
そんなわたしの息子ぽにょ太もプールや海が大好きです。でも、海は怖くて連れて行けないです。嵐の日でも波に向かって走っていきますから。
ぽにょ太はプールのレストランではいつもしょうゆラーメンを食べるのですが、今日は味噌ラーメンを何度も指差していました。あー、味噌ラーメンを食べたいんだなとわたしの分とで味噌ラーメンの食券を2枚買いました。これが読み間違いだった。一体何年母親やってるんだ私は。
食券を持って列に並び、おりこうさんに待って味噌ラーメンにバターをサービスで乗っけてもらって。
ん?ぽにょ太の様子がなんかおかしいぞ。味噌ラーメンのお盆を持とうとしない。まあいいや、私が持とう。
ふっと顔を上げると、ぽにょ太が後ろの人の分のしょうゆラーメンのお盆を持っている!
はっとした顔の私を見てレストランのおじさんがただごとじゃないと気が付いたようす。
「ぽにょ太、それ、ぽにょ太のじゃないから、戻しなさい!」
と私。
しかし、ぽにょ太は唇をキッとかみ締め
“オレは味噌ラーメンは食わん。醤油ラーメンを食うんだ。”
という強い意志を視線にみなぎらせ、動かない。
順番まちの人が
「あの、(味噌ラーメンのスープ)お盆にこぼれてますよ」
と教えてくれたけれど、それどころではありませぬ。
とはいえ両手が味噌ラーメンのお盆でふさがっているので、言葉でなんとかするしかありません。
私「戻しなさい」
ぽにょ太「・・・・・・・」
私「戻しなさい!」
ぽにょ太「・・・・・・・・・・・」
私「戻しなさーい!!!!!!!!!!!!!」
ぽにょ太「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ここで、レストランのおじさんがそっとぽにょ太の手からしょうゆラーメンのお盆をとり、ぽにょ太も素直に手を離しました。
「叱らないであげてね」
とおじさん。すみませんすみません。
そのあとぽにょ太は素直にわたしの味噌ラーメンまで食べてくれました。
みっともないかあちゃんだなあ。冷静に対応できるようになりたいわ。 いつになったらできるようになるんだろう。
プールの職員の皆さん、誰もこのブログを知らないとはわかっておりますが、ひと夏やさしくしてくれてありがとうございました。
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