つらくてこの世の終わりのように悩んでいるとき、彼女と話をするととても楽になります。
趣味が沢山あって、ひょうひょうとして“これは何の役に立つか” とかあんまり考えず“楽しいから”楽しい事を楽しんでする人。
“そうか、楽しめばいいんだな”
彼女のことを見ていてそう思います。
でも、そこじゃないんですよね。彼女の一番すごいところは。
たとえばですけど、道を歩いていて、ひったくりに財布の入ったバッグごと盗られたとします。
彼女は
「今朝ひったくりにバッグこと持って行かれた。」
ということをまるで
「冷蔵庫に隠して置いた大福、息子が見つけて食べちゃったのよ」
というような感じの口調で言うんです。
無理に明るくふるまうでもなく、しょげるでもなく本当にさらっと。
そのときはこちらもさらっと聞いていて、あとで
「あれ?じつはすごいこと言ってたよね?」
と気づく。
今日も実はすごく大変だった彼女の生い立ちを初めて聞きました。コーヒー飲んで半沢直樹を見ながら、ひょうひょうと、さらっと。
彼女と話していると、自分の辛く重いことが手品か魔法みたい10分の1くらいに軽くなります。
もしも彼女と私の人生がもっと平和なものだったら私たちは出会っていなかったでしょう。彼女にとってわたしと出会ったことはいいことなのかは分かりませんが、わたしにとって彼女に出会った事はとても幸せな事。
何が本当にいいことでなにが悪い事なのかってのは時間がたたないと分からないな。
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