パッケージも瓶も好きー♪さすがわたしの好みをよくわかってらっしゃいます。降参でございます。
パッケージを開けて蓋をあけたらふわっと優しい香り。
「あ、おばあちゃんちの香りだ!」
(ここから下は自分語りです♪)
3人の祖母
私には3人の祖母がいる。2人は他界したけど天国にいるから、“いた”じゃなくて“いる”父方の祖母はチョコレートの香り。会いに行くたびチョコレートをくれたから。
母は小さい頃に親戚の家の養女になったので母には母が2人。
母を育てた義理の祖母はタイガーバームの香り。はっきりした性格の人で大きな目がいつもするどくて、鷲のような強い印象の人だった。小さい頃は叱られるのが怖くていつもびくびくしていた私。こたつの上にはいつもタイガーバームが置いてあった。
そして、母の実の母。
母の実の母である祖母は、色が白くて丸顔で、くりっとしてちょっと垂れた目が優しくて、ふわっとした淡雪みたいな触ったら消えてしまいそうな人だった。愛嬌のある顔の母さえ祖母のとなりにいるときつい顔にみえるほど、とげのない可愛い顔の人だった。
部屋のドアを開けると、チョコレートの香りでもなくタイガーバームの香りでもない、不思議な香りがした。我が家に遊びに来た祖母のひざの上でペロペロキャンディを舐めているときも同じ香りがした。
いままでずーっと忘れていたけど、白花油と同じ香りだ。
でもまてよ。北海道で生まれて育った祖母が台湾の白花油を知っていたんだろうか?同じような香りのものが北海道にあったんだろうか。
はるか遠くのすっかり忘れていたはずの記憶が、ついさっきのことのように蘇る。香りの力は不思議。
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