星野道夫さんの『旅をする木』を読みました。
アラスカの自然と、動物と、人々を愛し生きた星野さんが書いた本は、透明なひんやりした冬の空気みたいなやさしい本でした。この本を教えてくれたお友達、ありがとう。
どこに行ったわけでもないのに、本を読んでいる間、体はずっと同じ場所にいるのに、遠い遠いアラスカの地で星野さんと一緒に旅をしていました。
命はいつか終わる。楽しい事も悲しい事もいつかは命と一緒に消える。次に繋がる命もあるけれど、そこで終わってしまう命もある。
わたしも、いつかは消えていなくなるんだ、となんども読みながら思ったけれど、悲しくはなかった。心が落ち着いて、とても穏やかな気持ちになれました。
心が壊れそうになったらまた『旅をする木』を読もう。
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