「どうもありがとー。またねー」
と言ってお別れしてきた。
ぽにょ太よりちょっと背の低い大きな目の明るい女の子。ぽにょ太が言うことを聞くと、背伸びしてぽにょ太の頭を撫でてくれた。遠くから見てたよ。
めがねの可愛いおしゃべりさん、嬉しそうに走ってきて、
「ぽにょ太ねー、今日白いご飯を全部食べたんだよ!」
なんて、報告してくれた。
お話できないけど、こちらの言うことは全部分かってるよ、って顔をしていた君。
朝、ぽにょ太の姿をみると、校門にぽにょ太がたどり着くまで待っていてくれた。
トイレにもついていってくれてたよね。
背が高くて、顔が小さくて、女の子にモテモテの君。
いつもそばにいて、ぽにょ太が走ってどこかにいこうとすると連れ戻してくれてたね。
ぽにょ太は“園” と名前のつくところに通い、いままでとあまり変わらない毎日を過ごす。
君たちは社会へ出て行く。沢山の“健常者”と言われる人たちと一緒に働き、生きて行く。
君たちの明日が笑顔がいっぱいの伸びやかな明日でありますように。
ぽにょ太は明日からもう君たちに会えないってわかっているのかな?
PR
卒業式だったんですね。
返信削除ぽにょ太くんおめでとう!!
これからの人生もたくさんの出会いとたくさんの幸せがありますように。
キナコさん、ありがとう!
削除