これ、おもしろかったー!!!いやいや、ほんとおもしろかった!
劇団鹿殺しさんやCoccoさん知らない人が観ても
「うわー!面白いこれ!」
って思うはず。
ジルゼの事情、元ネタは『ジゼル』
バレエの古典『ジゼル』の舞台を、2014年の渋谷・宮益坂にある昭和の香り漂う純喫茶に置き換えたお話。
とてもとても悲しいお話なんですが、前半会話がほぼパンチの効いたコントで笑いすぎて腹いたい。後半は泣いたり笑ったりダンスや歌にうっとりしたりで忙しい。
劇団鹿殺しがすごすぎ
内田滋さんはテレビでよくみるし、廣川さんも観たことあるけど、鹿さんたちは全く知らなかったもんで、
“なにー?あんたたち何者?歌も踊りも、コント?もすごすぎるっしょ!”
と思いましたよ。クオリティ高すぎ。
しかもね、いい感じに毒があるんですよね。たまらんわー中毒になりそう。
この毒が、“知る人ぞ知るだけど知らない人は全然しらない”理由でもあるんでしょうかね。
そして
強く儚いCoccoさん
儚げなのに力強くて、相変わらず
「強く儚いものたち(Coccoさんのヒット曲)って、あなたのことでしょ」
ろ言いたくなります。
そして相変わらず、動きやしぐさがなんだか不思議で綺麗。ああ可愛い可愛い♪
お芝居が進むにつれ
「ああ、この話は本当にほぼCoccoさんの原案なのね」
と、わかってきました。
アーティストさんって、わたしの中では2つのタイプに分かれます。
ひとつは、あちこちから素材を拾い集めてきて、それを丁寧に組み合わせて作品を作る人。
もうひとつは、自分の中にあるあれこれをさらけ出して、切り刻むようにして作品を作る人。Coccoさんは主にこっち。
いつも、自分の羽根を自分で抜いて織物を作る夕鶴(つるの恩返し)のつうみたいだなと思ってました。
「ジルゼの事情」は、鹿さん達が集めてきた素材とCoccoさんの羽根を一緒に機織で折った、不思議な織物みたいな作品でした。キャストのみなさま、スタッフのみなさま、すばらしい作品をありがとうございました。
OFFICE SHIKA × Cocco 「ジルゼの事情」公式サイト
しっかし、興奮して眠れません!どうしてくれよう、責任とって!
PR
0 件のコメント:
コメントを投稿