素直と正直との間で揺れる。

好きでもない音楽でも、流行っていれば
“みんなが好きって言うから、きっとすごくいい音楽なんだ。よさが分からない私が変なのよね”
と思ってしまう。
 
好きでもないスポーツでも
“みんなが好きって言うから、きっとすごく面白いスポーツなんだ。よさが分からない私が変なのよね”
と思ってしまう。


好きでもない映画でも
“みんなが好きって言うから、きっとすごく面白い映画なんだ。よさが分からない私が変なのよね”
と思ってしまう。


心惹かれてもいないのに
「いいよねー」
と言ってみたり。



そして頑張って、試合を一生懸命見てみたり。

かっこいいと思ってなくても、
「うんうんかっこいいねー」
と言って見たり。

なんと素直？な私。


すると、

「えー？そう？あの映画全然面白いと思わない。○○のほうが面白かったわ。」
とはっきり言う誰かがいる。正直な誰かさん。

“ああそうか、わたしもはっきりそういえばよかったんだ”
と、恥ずかしくなる。

なのに、同じことを繰りかえす。懲りない私。やれやれ。

　　

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