2013年8月23日金曜日

真っ暗な夜のあとのさわやかな風が吹く夜明け。

たとえ話です。

私は奴隷だとする。ご主人様に、
「レンガを日暮れまでに背の高さまで積め。詰めなかったら逆さづりにして鼻の穴にゴルフボール詰めてたこ乗っけて海に沈めるぞ」
って言われたとする。

なんとしても積む。顔を真っ赤にして死に物狂いで。だって命がかかっているんだから。見事に積み上げる。ああ命拾いしたよ。

でも、次の日には天井まで、その次の日には屋根の高さまで。積まなきゃならない高さは増えてくる。ご主人様は相変わらず私を“役立たずめ、このボケ!”とののしる。


“もういいや、吊るされて、鼻の穴にゴルフボール詰められて、顔にタコ乗っけられて海に沈められたほうがましだ。ちょっと苦しむけれどすぐに楽になるだろう。”


ここで力尽きちゃうこともあるだろう。

でも、力尽きなければ、いつかレンガを積めと毎日言うご主人様はいなくなる。きっと。そして、レンガ積みのすんごい技術が残る。レンガを積んで、大きな家を立てて幸せにくらすのさ。

永遠に暗いと思える夜にも、夜明けはやってくる。
なーんてね。


根性無しなので、自分のために作ったたとえ話でした。

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