2013年2月4日月曜日

失って、当たり前じゃないと気づく。

 “介護サービスをやめます”という内容のお手紙が来た。ぽにょ太が小さい頃からお世話になっている方からの手紙が。

補助金などを利用せず障害者を介護するサービスをしている20代の女性だ。補助を受けず個人でやっていて、色々融通を利かせてくれた。

急に出かけることになったときなど、彼女だけが頼りだった。
仕事の勉強会や、休日のパート、お友達とちょっと飲みに行くときなど、ちょいちょいお世話になっていた。

ひとりでやっていくのは体力もいるし、経営も苦しいだろうから、それでやめるのだろうな、と思ったら違った。

震災以来、“なにかあったとき、わたしひとりで利用者さんを守れないかも” と、ずっと不安だったらしい。悩んだ末、サービスをやめる決心をしたのだという。まじめで責任感のある彼女らしい理由だ。

いままでありがとう。


そして。

気が付いた。彼女がいて、助けてもらえるのが当たり前になっていたことに。


いつのまにか、そこにいてくれるのが当たり前だった存在。その大切さにきづくのはその人がそこからいなくなるとき。

 なれっこになって、自分ひとりで頑張っていろいろやっている気持ちになっていた自分が恥ずかしくなった。





3月に高校を卒業するぽにょ太。4月から障害児向けのデイサービスが使えなくなる。

デイサービス以外の大人でも使えるサービスがあるのだけれど、ぽにょ太がお世話になっているところは高校生までしか受け入れていない。

それ以前に、昼間通うところがまだ決まっていない。ぽにょ太はお仕事に就くのが難しいので生活介護施設を希望しているのだけれど、希望先からまだ返事がない。

いつの間にか当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなくなる春がやってくる。



2 件のコメント:

  1. ぽにょ太くん、卒業なんですね。
    卒後が決定しないと、ほんわかさん安心できませんね。
    うちはとりあえず今はかわいがってくれるデイサービスに通えていていいのですが、先のことを思うとどうしたものかと
    考えがまとまりません。
    お互い一歩一歩進んでいきましょう。
    ぽにょ太くんに最善の場所が見つかりますように。

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    1. キナコさん、コメントありがとう。

      そうなんです。卒業なんです。なんとなく落ち着きませんね。

      在宅介護になっちゃうと仕事ができないから生活できなくなるんで、ダメだったらなんとしても次を探さなくては。

      かわいがってくれるデイサービス、なによりですよね。それが一番です。

      一緒に進んでいきましょう。キナコさんがいると心強いです。

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