2014年1月6日月曜日

すっごく無駄だと思っていたけど、とっても大事だった。そんなことが今の私を作っている。

その1つ。たとえばピアノ。

今はもう弾いていない。毎日毎日練習して思い通り動くようになった指が2ヶ月休んだだけで思い通りに動かなくなってしまい、ショックで辞めてしまった。

“全部無駄だった。なんだったんだろう。ばかみたい。”
そのときはそう思った。


 
ピアノ。

ピアノをある程度弾けないと卒業できないから、毎日毎日練習した。 1日6時間はピアノを弾いていたかな。





夕方、友達が教室から窓の外を観ていたので、
「どうしたの?」
と、声をかけると、
「どうして練習しても練習しても弾けるようにならないんだろうと思って」
といいながら、泣き出した。

「わたしもだよー!」
と泣いたっけ。

弾きたいイメージがあるのに、指はよたよたとぎこちなくしか動かなくて、割り箸をすり合わせたときのような気持ち悪さを常に感じながらピアノを引き続ける。

そのうちにだんだんと、頭にイメージしたように指が動き始める。
指が動き始めると、脳みそもどんどん動き始める。
“あっ、こう弾き方を変えてみたら、こんな感じになるんじゃない?”

幸福感っていうんだろうか。心地よくて、もっともっと弾きたくなる。
まわりからは
「すごい!どうしてそんなに上手くなったの?」
と言われる。

あのときの満ち足りた感覚。出来なかったことかどんどん出来るようになっていく感覚。
あの感覚が脳みその奥に残っていて、私を強くしてくれているんだ。

“こんなことやって無駄じゃないの?”
そう思えることは、実はとても大事なことだったりする。

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